知恩院
東山三十六峰を背景に位置する広大な寺院。1175年に法然上人によって創建された。国宝の三門は、木造建築として現存する最大級の二重門でその大きさに圧倒される。一般の寺院の門を「山門」と書くのに対し、知恩院の門は、「三門」と書く。これは、「空門(くうもん)」「無相門(むそうもん)」「無願門(むがんもん)」という、悟りに通ずる三つの解脱の境地を表わす門(三解脱門:さんげだつもん)を意味する。その他、大鐘楼など見所も多いが、中心的建物で国宝の御影堂は現在大修理のため見学不可だが、2019年に竣工が予定されている。