奈良公園
奈良市街の東一帯、東大寺、春日大社、興福寺の広々とした境内から、平安朝以来春日大社の神域として人の手が入らず原始林の生い茂る春日奥山までの東西4km、南北2kmにおよぶ広大な都市公園です。美しい芝生と樹齢1000年の松木立におおわれ、約1100頭の鹿が群れ遊んでいます。飛火野(とびひの)、雪消ノ沢(ゆきげのさわ)など万葉集に歌われ、大宮人が歩いた小道が、今も静かに残っています。さらにその奥には、なだらかな芝生の若草山、春日山、高円山と、古都奈良を優しく抱くように青い山々が連なっています。